スリ・ヴィラマカリアンマン寺院(Sri Veeramakaliamman Temple この寺院のHP)
リトルインディアの代表的なヒンズー寺院。1881年に建設された。
この寺院の主祭神は、ヒンズーの女性の神様で、シヴァ神の
奥さんであるカーリー(Kali)。
寺院の名前であるヴィラマカリアンマンというのは、「勇気ある
カーリー」という意味で力を与えてくれる神様とされる。
インドの神話では、殺戮した敵の血を飲むことを好む恐ろしい
存在とされ、絵で描かれるときは、手には人の生首やどくろの
杯、肉切り包丁をもち、腰巻きは人の切断された手足と悪魔
的な様子になる。
ちなみに、シヴァ神の妻というのは一人ではなくて、何人もいる。
これは、ヒンズー教が一夫多妻制ということではなく、 ヒンズー
教が拡大していくときに、土着の神様を「これはシヴァ神の奥さ
んの化身だ!だから同じだ!」と決めつけて吸収してきた歴史
があるためで、結局は同一の神様の様々な姿だと説明される。
正面の屋根の装飾はヒンズー寺院の特徴
でもあり「ゴープラン」と呼ばれる。
この寺院のゴープラン自体は、1987年に設置された。

ヒンズーの主要な神様は3つでブラフマー、ビシュヌ、シヴァ。
ブラフマー:創造の神とされ、四つの顔と、4本の腕を持った神様。日本では「梵天」として知られる。
ビシュヌ :繁栄維持の神様。大蛇の上に座っていて、手にホラ貝と蓮華を持っている。
魚や動物に姿を変えることがある。
シヴァ神 :オウム事件の際の「シヴァ神にポアされてよかったね」のシヴァ
三つ又のヤリのようなものを持ち、額に横三本の線と三日月を付けているのが特徴。
牛糞を燃やした灰を塗っているとのことで、白っぽい色か青白い色で作られる。
破壊の神であると同時に、病をいやす治癒神、生命の源としての役割もあるとされる。
日本では「大自在天」となっている。


左右にいるのが息子のガネーシャとムルガン。
ガネーシャはゾウの頭をした「富と繁栄」「知恵と
学問」「障害除去と成功」の神様。
日本では「大聖歓喜天」と呼ばれる。
ムルガンは、童子神で少年という意味の「クマーラ」
とも呼ばれ、戦争の神として知られる。
シンガポールでも行われるヒンズー教の有名な
お祭りで、信者が串を体やほおに刺し、カバディと
いう大きな飾りを背負って練り歩くタイプーサムと
いうお祭りは、ムルガンの誕生日を祝うもの。


この寺院に限らず、ヒンズー寺院はたいてい午前中
開いて、一旦正午頃に閉め、再び夕方に開くことになっ
ているおり訪問時間には要注意。だいたい12時半
から4時頃までは閉まっている。
今回も寺院の近くでお昼を食べていたときはそれに気
がつかずまた昼からと思っていたが、2時過ぎにさあこ
れからとガイドブックを見直した時に初めて気がついて
時間を持て余してしまった。




↑太鼓や笛をならしてお参りが始まった。