葵祭2016 御所その2

 内蔵寮の列

 

山城使

山城介(やましろのすけ)で山

城国司の次官、五位の文官

賀茂の両社とも洛外になるので、

山城の国司の管轄区域になるた

め督護の任につく。舎人(と

ねり)が馬の口を取り、前後に

馬副(うまぞい)がつく。あとに

手振(てふり)、童、雑色(ぞうしき

)、丁など従者が山城使の所用

品を携えてゆく

    

 

 

馬上が山城使。右は馬副

左が手振、

 

雑色

 

童。彼も杓を持っている。

4人の取物舎人(とりものとねり)が交替で持つ風流傘(ふうりゅうがさ)

 

御幣櫃(ごへいびつ)。賀茂両社

へ収める御幣物を収めた櫃を

持っている

 

内蔵寮史生(くらりょうのしし

ょう)。神前に供える御幣物を

管理する役人で、上賀茂、下鴨

両神社担当が一人ずついる。

 

1人目の内蔵寮史生

2人目の内蔵寮史生

 

 

馬寮の官の列

馬の儀で走る2頭の馬が、4人の馬部(めぶ)に曳かれて歩く。

頭目

 

馬寮使(めりょうつかい)。

走馬の儀を司る。走馬をつかさどる左馬

允(さまのじょう)は、六位の武官で騎乗。

弓矢を調度掛(ちょうどがけ)に持たせる。  

馬寮使の童

彼も杓を持っている

勅使舞人陪従の列

牛車の列がやってきた

紅色の水干(すいかん)姿の牛童(うしわらわ)二人が綱を引きます白装束の車方(くるまかた) 

緑の装束は車輪の点検などを行う大工職(だいくしょく)。その後は交代で牛車を引く「替え牛」

御物(ぎょぶつ)の和琴(わぎん)「河霧」をもつ雑色。後ろの馬に乗るのは舞人(まいうど)

舞人は6人。東遊(あずまのあそび)を舞う武官で近衛府五位の歌舞に練達した人。

 

勅使の列が見えて来た

 

 勅使(ちょくし) 

 天皇の使いで行列中の最高位者。四位

 近衛中将がこれを勤めるので、近衛使

(このえづかい)とも言われる。現在、

 勅使は路頭の儀には加わらず、代行者

 が勤め、当時の様式どおり、飾太刀、

 騎乗する馬も美々しい飾馬で、(御

 馬役人・くとり)が口を取る

 

左は陪従(ばいじゅう)雅楽を奏する近衛

府五位の武官。全部で7名紫に蛮絵(袍[ほ

う]の部分に描かれている一対の向い獅子の

様兵衛府は鴛、衛門府は熊など、六衛

府各々によって、蛮絵に描かれている動

物は異なるという)模様のある装束

 

勅使の替え馬

 

大傘の上には牡丹(ぼたん)や杜若(かきつば

た)など季節の花を飾り付ける。